フォーム一体型LPとは?制作事例から見るコンバージョンへの効果とカート別対応まとめ

LP(ランディングページ)内に入力フォームがある「フォーム一体型LP」を導入すると、コンバージョンが上がると言われています。


コンバージョンアップを目的に、フォーム一体型LPの導入を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、

フォーム一体型LPを導入し、コンバージョンをアップさせたい」という方に向けて、フォーム一体型LPの機能が備わったカートを7ブランド、ピックアップしました。フォーム一体型LPは、標準機能なのかオプション機能として搭載されているのかを調査しました。

またカート調査だけではなく、フォーム一体型LP導入後にできる、コンバージョン率をアップさせる施策も併せてご紹介。

ぜひ本記事を参考に、フォーム一体型LPの検討を進めてみてください。

▼フォーム一体型LPは既に導入しており、更にコンバージョンアップのための施策をご検討されている方は、下記の記事をご覧ください。

フォーム一体型LP導入後にできる、コンバージョンアップのための改善施策やコンバージョンアップを図るためにおすすめのツールをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

フォーム一体型LP導入後、売上を120%UPさせる施策とは?

フォーム一体型LPとは?

フォーム一体型LPとは、個人情報を入力するフォームまでを、ランディングページ内で完結させる手法です。

通常のランディングページだと、個人情報を入力するページへと遷移する必要があります。遷移数が多くなると、購入完了までのステップ数も同時に多くなります。結果、ユーザーにストレスを与えてしまい、離脱する可能性があります。

上記の課題に対して解決できる手法が、「フォーム一体型LP」と呼ばれるものです。
具体的には、ユーザーが初めに到達する「ランディングページ」に、「名前」や「住所」などの個人情報を入力するフォームを設置し、そのページ内で注文まで完結させます。

フォーム一体型LPのメリット

次にフォーム一体型LPのメリットについて見ていきましょう。
フォーム一体型LPには「ページの遷移が減る」というメリットがあります。

一般のECサイトのページだと、下記のように、注文完了まで様々なページを遷移しなければいけません。

1.「商品選択」
2.「カートの確認」
3.「ログイン」
4.「個人情報入力」
5.「支払方法選択」
6.「入力情報確認画面」
7.「注文完了」

これだとページの遷移が多く、ストレスを感じ、購入する意思が半減してしまいます。
この課題に対してフォーム一体型LPは、上記の表、4.「個人情報入力」と、5.「支払方法選択」までを1つのページに完結させることができます。

ページの遷移数としては下記の通りです。

1.「商品選択」
2.「入力情報確認画面」
3.「注文完了」

ページの遷移数も少なく、ユーザーにストレスを与えずに入力完了まで繋げることができます。
フォーム一体型LPを導入すると、最小限のページ遷移でコンバージョンに導くことができます。

フォーム一体型LPの制作事例

フォーム一体型LPを導入しているサイトはどういったデザインになるのでしょうか。
実際のサイトを用いて見てみましょう。

最初にご紹介するのはecforce様のクライアント「PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティアップ)」というコスメブランドを展開しているDINETTE株式会社様のフォーム一体型LPの制作事例です。

ランディングページの下部にスクロールすると、フォーム一体型LPが使用されています。
フォーム一体型LPを導入することで、ページ遷移を減らし、購入へのストレスを軽減させています。
残り必須項目が右側に表示されているため、あと何項目入力すればよいのかが明確になっています。

PHOEBE-BEAUTY-UPフォーム一体型LP

ecforce様の導入事例インタビューでは、「全体のコンバージョン率は2.4%改善され、媒体によっては5.7%以上も上がった」と記載されています。

出典:PHOEBE(フィービー)運営企業に聞く。カート移行で売上1,000%以上を実現した理由とは

フォーム一体型LPにすると、コンバージョンアップに繋がることが分かります。

次にご紹介するのはリピスト様のクライアント様「マイ・フローラ」という乳酸菌飲料を販売している野村乳業株式会社様の制作事例です。

先程と同様、フォーム一体型LPにより、購入ステップ数が限定されています。
フォームの作りは非常にシンプルです。

マイ・フローラフォーム一体型LP

リピスト様の導入事例インタビューにて「導入前に比べ、定期のお客様が増え、EC事業の売上が大きく伸びました。リピストのLP一体型のフォームのおかげでCVRが改善し、成果が出ました。」とのこと。

出典:導入してみて驚いたのがサポート体制です。サービスの質が高くPRECSにして良かったなと思います。

フォーム一体型LPで成果を上げられていることが分かります。

カート別に見る、フォーム一体型LPの対応状況

次に、フォーム一体型LPの機能が備わったカートを7ブランド、ピックアップしました。

ecforce(イーシーフォース)
リピスト
たまごリピート
サブスクストア
楽楽リピート
侍カート
リピートPLUS

各カートごとに、フォーム一体型LPは標準機能かオプション機能なのか、対応状況をまとめています。また、離脱を防止するEFO機能の対応状況も併せてご紹介。

ぜひ比較検討の際に参考にしてください。

ecforce(イーシーフォース)

ecforceのフォーム一体型LP機能は標準搭載です。

フォーム一体型のランディングページにて商品販売を行うことができます。ランディングページはHTML・CSS・JavaScriptをコーディングすることで、自由にデザインすることが可能です。

EFO機能も標準搭載されています。

▼フォーム一体型LP機能
https://ec-force.com/product_plan

▼EFO機能
https://ec-force.com/product/ecforce

運営会社 株式会社SUPER STUDIO
サイト https://ec-force.com/

リピスト

リピスト
リピストのフォーム一体型LP機能は標準搭載です。

テストを重ね、着実にコンバージョン率を上げてきた最新VERのフォーム設計をそのまま利用できることが強みです。自社でカスタマイズも可能です。

EFO機能は、「EFO CUBE」と連携しており、購入フォームでの離脱防止、売上の最大化を図ることが可能です。

▼フォーム一体型LP機能
https://rpst.jp/

▼EFO機能(プレスリリース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000008387.html

運営会社 株式会社PRECS(株式会社プレックス)
サイト https://rpst.jp/

たまごリピート

たまごリピートのフォーム一体型LP機能はオプション機能です。
月額 19,800円で利用可能です。

たまごLPフォームと呼ばれ、フォーム一体型LP用のフォーム埋め込み用タグを作成する機能です。

EC-Optimと呼ばれるEFOがオプション機能で付いています。

▼フォーム一体型LP機能
https://tamago.temonalab.com/support/manual/357

▼EFO機能
http://tamago.temonalab.com/content/ec_optim

運営会社 テモナ株式会社
サイト http://tamago.temonalab.com/

サブスクストア

サブスクストア
サブスクストアとは、たまごリピートNextから生まれた新しいカートシステムです。

サブスクストアのフォーム一体型LP機能は標準搭載です。

購入完了まで3ステップと、遷移数も少なく設定されています。
入力の手間を削減する自動入力、エラーメッセージなどEFO機能も標準機能として完備されています。

▼フォーム一体型LP、EFO機能
https://subscription-store.com/repeat-cart/

運営会社 テモナ株式会社
サイト https://subscription-store.com/

楽楽リピート

楽々リピート
楽楽リピートではフォーム一体型LP「完全標準機能」です。
EFO機能も標準搭載されています。

▼フォーム一体型LP、EFO機能
https://raku2repeat.com/form-lp/

運営会社 株式会社ネットショップ支援室
サイト https://raku2repeat.com/

侍カート

侍カートのフォーム一体型LP機能は標準搭載です。

またEFO機能も標準搭載されています。

▼フォーム一体型LP、EFO機能
https://marketing.f-i-d.jp/service02/

運営会社 株式会社FID
サイト https://marketing.f-i-d.jp/service02/

リピートPLUS

リピートプラス
リピートPLUSのフォーム一体型LP機能は標準搭載です。

入力フォームのデザインもLPに合わせたカスタマイズが可能です。そのため、LPのデザイン性を最後まで持たせることができます。よって、入力フォームでの離脱を軽減させることが可能です。

EFO機能はオプションです。
入力項目の分かりづらさや入力完了後のエラー表示などの機能が搭載されています。
初期費用:¥29,800、月額費用:¥9,800で利用可能です。

▼フォーム一体型LP機能
https://www.w2solution.co.jp/Product/repeatplus_new.html

▼EFO機能(プレスリリース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000008387.html

運営会社 w2ソリューション株式会社
サイト https://www.w2solution.co.jp/Product/repeatplus_new.html

ここまでフォーム一体型LPの機能が搭載されたカートをご紹介しましたが、カート以外にも、単品通販(D2C)に特化した支援クラウドサービスもあります。

売れるネット広告つくーる

売れるネット広告つくーるは、フォーム一体型LP機能自体がサービス化されています。

累計“数百億円以上”の広告費をお預かりして“1000回以上”の【A/Bテスト】を繰り返して得られた、“最強の売れるノウハウ”が詰まった単品通販(D2C)支援サービスです。

このフォーム一体型LPには、EFO機能が搭載されています。この機能により、個人情報の入力の手間を減らすことができ、短時間で入力完了まで導きます。

単品通販を取り扱っており、今のカートで、コンバージョン率やLTVが上がらないなど、
悩みが明確になっている方におすすめのサービスです。

運営会社 株式会社 売れるネット広告社
サイト https://ureruad.com/

フォーム一体型LPで更にコンバージョンアップさせるためには

ここまで、フォーム一体型LPの機能が搭載されたカートとサービスをご紹介しました。

冒頭でもお伝えした通り、フォーム一体型LPを導入することで、購入までの遷移数が減ります。
その結果、ユーザーにストレスを与えず、購入完了まで導くことができるため、コンバージョンアップに繋がります。

フォーム一体型LPを導入することにより、ある程度コンバージョンアップは見込めます。
ただし、それだけではコンバージョンアップのための万全な策であるとは言えません。

そこから更にコンバージョンアップを図りたい場合、
ランディングページ最適化(LPO)」と「入力フォーム最適化」を図る必要があります。

とはいえ、

「フォーム一体型LPを導入したことで、LPと入力フォームは最適化されているのでは?」

と思った方、要注意です。

フォーム一体型LPでもランディングページの分析や改修は必要ですし、カートの機能に搭載されているEFOでは大きなコンバージョンアップは見込めません。

それではどのような施策を取ればよいのでしょうか。

フォーム一体型LPを導入後にできる施策を
ランディングページ最適化」と「入力フォーム最適化」2つに分けて詳しく解説します。

ランディングページをより最適化する方法

まずはランディングページを最適化する方法を見ていきましょう。

①画像にこだわる

ファーストビューの画像はそのLP自体の良し悪しを決めます。

・商品の内容が分かりやすい画像になっている
・訴求内容とズレはないか
・胡散臭さを感じないか

いかにユーザーの心に刺さるような画像を置くかでコンバージョンは変わるため、
画像の作成は時間をかけて行いましょう。

②キャッチコピー

キャッチコピーがただの商品説明になっていませんか?

ユーザーにとって、価値がある訴求になっていないといけません。
「これを飲むだけでOK!」など胡散臭いフレーズもNGです。

離脱の原因となってしまいます。

③ボタンの配置

ボタンの配置もコンバージョンに大きく関係します。

ボタンをファーストビュー内に配置してみましょう。
そうすることにより、コンバージョンが上がる可能性が高まります。

入力フォームをより最適化する方法

次に見ていくのは、入力フォームの最適化(EFO)です。

フォームの入力まで至ったのにも関わらず、ユーザーが途中で離脱するケースはよく見られます。
そのため、入力に面倒と手間をかけさせないフォームにする必要があります。

①項目数はできるだけ最小限にする

離脱率が高くなる一番の要因は項目数の多さだと言われています。
なぜなら入力の項目が多いと、ユーザーの入力意欲が減少し、離脱に繋がるからです。

そのため、表示させる項目は必要なものに限定し、項目数を最小限に抑えましょう。

②文字は見やすいサイズに

文字サイズが小さい場合は改善が必要です。
一般的なフォームの文字サイズは「14px」です。
高齢のユーザーが多い場合は、「16px」「18px」も検討しましょう。

③入力欄のサイズを最適化

入力欄のサイズも最適化を図ることが重要です。
入力欄の高さと幅が最適化されていないと、入力のしづらさから離脱に繋がります。

④リアルタイムエラーの表示

リアルタイムエラーとは、フォームに入力された内容のチェックを行い、指定外の入力内容があるとその場でアラートを表示させる機能のことです。入力ミスを明確化させるため、リアルタイムエラーの表示は必ず活用しましょう。

⑤プレースホルダーの活用

プレースホルダーとは、入力欄に薄いグレー色などで入力例を事前に表示させるものです。
入力例を事前に表示することで、何を入力するべきなのか明確になるため、入力への迷いがなくなります。

今挙げた対策法は下記の記事の一部を抜粋しています。
詳しいEFO対策についてはこちらの記事が参考になります。

ぜひ今後のコンバージョン対策にお役立てください。

CVへの効果抜群?!スマートフォン向けEFO対策10選とは

まとめ

いかがだったでしょうか。

「フォーム一体型LP」の導入の検討と、コンバージョン率アップの施策を進めることで
より一層コンバージョンをアップさせ、売上に貢献しましょう。

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